2018/05/28 18:42



(有)志木は明治創業で、山の伐採そして製材から建築まで手がけけまいりました。
最近の住宅は、99%以上が木材は使っても、合板や集成材など、木の呼吸性を無くした材が使われ、一昔前の木造とはまったく異なったものです。
 当社では一貫して調湿性を残した木材で住まいを作ってきました。木の香りがする心地よい住まいです。
それは見栄えだけでなく、人に優しく健康的な空間作りにとても大切と感じているからです。
私は現代住宅はそのほとんどが「新建材の家」するなら私達がこだわる住まいは「無垢木の家」と呼び区分しています。
  無垢木にも弱点があります。乾燥によってゆがみやすいということと使い方を間違うとシロアリや腐りに弱い素材でもあります。
 そのために木材をこよなく愛した日本の先人は、適材適所と木の乾燥を大変重視して木材を使ってきました。堅木と呼ばれ比重が0.5以上と重い木は、緻密でとても美しく魅力的なのですが、使いやすい材となるには10年以上を有すると言われます。
 私どもの会社では代々木の好きな社長が日本材だけでなく北米材、南米材、東南アジア材、ロシア材など北洋材、アフリカ材の他、重さで取引されるような紫檀黒檀の唐木材、も扱ってきました。しかも単に材の売買だけでなく、実際の建築に使用し、家具や木製品にも活用してきました。


 よって当社が販売する木材は、大小様々であり、10から20年以上寝かした貴重な堅木がほとんどです。
長い年月を経た自然乾燥の材は、人工乾燥材とは異なり細胞膜が自然に収縮したものなので、後々の狂いも少なく油分も残り、木材の良さが残るとされています。
 現代住宅は無機的な雰囲気だけでなく化学物質のいやな臭いが避けられません。そんな中、たとえ小さな檜のまな板一枚でも、冷たい空間を一変させる力があり、その感動を是非味わって頂きたいと思います。